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平常心是極楽気分

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闘う男、コトブキ その18

Category - 健康が一番!
1/12(水) 入院前夜は寝室でフルルとコトブキと私でぎゅうぎゅうに詰まって寝た。
数日前に部屋の模様替えをやってベッドの位置を変えていた。それを知らずして入院して
帰ってきたときに「オレのいない間に替えやがったな?それとも世界が変わったのか?」と
パラドックス感じさせちゃうと困るからね。案の定、寝室の入り口でひととおり見渡して
それからフルルを踏んづけないように上手にベッドに登った。

朝、お庭に出ておしっこ済ませたら即効自分のソファに篭ってずっと寝てる。ごはんも
半分くらい食べておしまい。あとはずっと寝てる。なんとなく元気がなくて心配。
15:00 病院に到着しても診察室に入りたがらない。調子悪そうなんですけど・・・と
心配しながらさっそくいつもの検査へ。F先生曰く「血液OK空気はいつもどおりちょっと
だけ、たぶん察してるんでしょう」って。はなままはとっても辛かったけど元気よく
手を振って「お泊りがんばってね♪すぐに迎えに来るから!」とにこやかに送り出した。
研修医さんにリード引っ張られて、奥に連れて行かれるとき軽く抵抗してた・・・


1/13(木)15:00 コトブキ君とのご対面!元気そうだ。昨夕のうちに今まで留置され
てたドレーンを抜いたとのこと。抜いても胸水と気胸は今までどおり発生している。
やっぱり身体の中がおかしくなってる。手術の開始はチームがそろう夕方から。
本日のレントゲンで無機肺か軽い梗塞があるかもとの懸念が出た。久しぶりにDV撮って
いつもはラテラルだけだから見えないけど、、、という。DVってなんですか?
うつぶせ背中側からの照射現像画像のことだそうだ。へぇ~~~、また賢くなった。
どうしてもコトブキが動いちゃってぶれてしまうのでなんとも言えないけど、と呟きながら
F先生は今までのコトブキ画像のDVを次々に出して比較してるんだけど、どれも
ぼやーっとしている。胸膜炎や胸水や気胸で今日のほどくっきりしているものはない。
どういう状況なのか先生が絵を描いてくれたけどCT撮ればはっきりするからと
画像検索はさっさとおしまい。
時間までは二人でのんびりしててくださいとのことで、大学内をゆっくりお散歩して
それから待合室でラブラブしてた。コトブキの好きな体勢は私の膝の上に腰掛けることで
40分くらいそのまま。大きな窓から射す西日が背中にあたり膝はぽかぽかなので
あたしは深いお昼寝しちゃった。

16:45 F先生が迎えに来た。
ちょっとだけ夢を見てすぐに戻ってきてね!起きたらどんな夢だったか教えてね!と
じっとりとハグをして先生にリードを預けると、タッタカターと小走りで先生に付いていく。
17:40 CTの解析ができたと呼ばれ画像専門部屋に入った。前回よりも時間がかかって
た感じがしてとっても不安だった。歩きながらF先生が「やっぱり破れてました。
自分も入りますから」って言う。意味が分からなくて「入るって?」って聞いたら
「麻酔は別の先生に任せて自分と教授が手を入れますから」と。執刀二人体制。

画像解析専門K女史に久しぶりのご挨拶そこそこに隣に座りディスプレイに目をやる。
胸の中で回復の途中に肺と胸壁に癒着が起きて、それが剥がれた。糊付けされた紙が
べりっと剥がれたと考えてください、と。完全に剥がれればそれはそれで修復される
チャンスもあったかもしれないけど中途半端にくっついているので呼吸で胸が上下
するたびに隙間が空いてそこから空気が洩れているのだという。
たしかに画像ではキレイな内壁は完璧な線を描いているけど、剥離が起こっている箇所は
ギザギザになっている。少しスライダーを動かすと剥離の部分に穴がポツポツ空いている。
イメージとしてはセメダインで貼り付けたものを剥してフーっと息をかけると
その膜に穴があいてしまったような感じ。しばらくしてまた貼るとガサガサになるあの感じ。
K女史の口調って難しい事告げててもなんか温かく感じる不思議。ぜんぜん柔らかくないし
くだけてもいないアルトの響きが落ち着ける。たぶん家族や友達と話すときも
こうなんだろうなって思わせるテンポとトーンだ。
F先生は「手洗いに入りますので説明が終わったらすぐ上がってきてください。
切るとこを検討して教授に先生の口から伝えてください」って指示して出て行った。
K女史はそのまま私に向かって話を続ける。「癒着の後ろの肋骨の間を切りますね。
ここは見ての通り空気が溜まってるから、前を空けるよりも簡単に手が入ります。
それで、ここからが難しいんだけど開いてから壊死や梗塞の程度を見て、剥すだけに
するかもっと上の肺の本体まで切除するかの判断しますね。それから肺ってその構造から
針を刺して縫うとそこがまた穴になっちゃうでしょ。だからそれも見てから検討し
ますね。F先生が発注した器具ってそういうところを確実に留めるための特別の
ものだからそっちを使う場合もあります。今日の手術は今までの中で一番難しい
です。でもあの二人は手技は完璧だしなんといっても見惚れるほど速いから、
心配しなくていいですよ。」
頭の中にはいろいろ浮かんできたが言葉に出せない、だってコトブキはとっくに
夢の中にいるんだもん。変に質問して時間とるよりさっさと終わらせて欲しい。
おまかせしますので宜しくお願いしますと深々とお辞儀して部屋を移動して待機。

18:10 いま始まりました、と研修医さん小走りに伝令。腹にある脂肪腫を切っていいかと
いうのでもちろんと答えた。私の拳半分くらいの大きさになってるからね。
持参した文庫本、2時間で読み終わってしまった。そろそろ終わってもいいはず。
鬱々が発生してきたとき、研修医君が経過報告に。切除は終わり、今後処理して
これから縫うところだという。
さらに1時間たった。読み終わった本をもう一度最初から読み始めたけどもう無理。
遅すぎ!!意味もなくお部屋の中を歩き回り、叫びだしたくなる気分になって自然と
地団太を踏んでるいる自分発見。これは精神上よろしくないので、廊下に出て
ランニング。心の中でコトブキ~と何度も叫んでもう気狂いそうになってた。
小説みたいだけどこれほんとの話。携帯もアイフォンもいつの間にか電池が少なく
なってきた。なんかコトブキのライフゲージみたいに思えちゃって、やたらに
いじることもできなくなり、ICEママから電話あったけど「ごめん、しゃべれない!」
とガチャギリしてしまった。ごめんね。
家に連絡も入れたいし、電話口にフルルがでれば彼女は電話にしゃべるので
コトブキに伝わるかもしれないとか考えた。でもライフが減ったら困る。
妄想がひどくなって自分で低血糖おこしてるなって分かった。そういえば15時以降
飲まず食わずでいるけど、喉の渇きはまったく感じない。K女史は速いって言ったじゃん!
ぶちきれそうになった21:50研修医君が再び登場して「終わりました、もうすぐ
F先生が説明に来ますから」と、彼がありがたいお言葉を伝える宣教師に見えた。
とりあえず「生きてますよね!」って言っちゃったよ。。。
宣教師君は一瞬キョトンとした表情をしてから「生きてますよ。麻酔中に危険だった
ことも一度もなかったし、もうすぐ覚めますから」って彼の周りにエンジェルが飛んでた。

22:00 麻酔に入ってからほぼ5時間経ってることになる。ようやくF先生が現れた。
「癒着の部分の肺を特別な金具で切り取ってそしてふさぎました。リークテストも何度も
繰り返して漏れがないことを確認しました。脂肪腫も切ってドレーンの痕もきれいにして
それからジョクソウのひどい部分2箇所はまた切開して縫いました。今スケーリング
やってる最中です。時間がかかったのはとにかく丁寧に慎重にやったからです。」
癒着って炎症が起こったところだったんですか?それともキレイなところですか?
「残ってた肺の部分。癒着ってお腹開けると起こることなんです。普通の犬は
癒着したまま回復するんだけど、コトブキの場合は幸か不幸か癒着が剥がれるという
現象が起きてしまった。で不幸のほうに傾いちゃったってことです。」
なんでそうなっちゃうんでしょう?胸水が止まらなかったからですか?
「違うと思う。胸の深い犬だから。肺が遊離しちゃってたからだと思います。」
じゃあ、今後も回復の程度によってはまた癒着して剥がれる可能性もありますよね。
「うーーーーん。これで最後にしたい。」
同感!!

22:45 呼ばれて2階の集中治療室へ。てっきり酸素室に入ってると思ったらまだ
手術室の前の処置台に横たわってる。こちらに向けた顔、コトブキの目が大きく
見開いてキラキラ光ってる、力強い。すぐに閉じたけど。
なんだか「かあちゃん、オレ、お花畑でかけっこしてる夢見た」って感じ。
でもこの目を見た途端、あーこの子長生きするなって確信したよ。マジで。

体温38度、ちょっと寒いのか痛いのか後肢が震えてる。肩からタオルかけられてた。
歯がきれい!ちょっぴり小さくなって毛も短いし時々開く目は奥まで光届いてて
パピーの頃の緑色の虹彩が滲み出てるかのよう。
そっかー、コトブキは生まれ変わったんだ。そんな感触の対面で、落ち着いて
眠れるように口元を撫でて家路についた。

連絡しないままこんなに遅くなっちゃったから母は私がどこかで車を停めて
泣いてるんだと思ってたって。コンビニで買ったケーキとチョコラBBで
血糖値も戻ったよ。寝つきも良かった。


1/14(金)16:00 私がお部屋に入ったらすぐに気づいたようで起き上がった。
ケージからダッシュで出るのを防ぐために先生達が慎重に扉を開けてくれた。
鼻カテ尿カテにおむつ、新たなドレーンが2本、左胸にはバイタルチェッカーみたいな
小箱がついててそこから緑や赤の導線みたいなのが何本か延びてる。爆弾みたいだ。
ケージの中のフードボウルにはウェットフードがどっしり入ってるが手をつけた
形跡はない。まだ食欲ないみたいですって研修医さんがおっしゃってたけど
しゃがんだ私がお皿を膝に乗せたら急に食べ始めた。飼主冥利に尽きる行動だが
それは困るのでいなくても一人でしっかり食べて欲しい。
疲れさせたくないので食べ終わったらすぐにハウス。聞き分ける能力もキープしてる。
ほんとうによかった。3日間集中治療室でその後スイートルームに引っ越すそうだ。
無機肺ってどうだったんですか?って聞いたら空気漏れの周囲が虚脱だったこと
がそれに相当したそうだ。肺を切り取って残ってる部分が収縮しているので、
現在右肺は正常の約半分だという。時間をかけて伸びるのを待つしかない。

土日はこの大学もセンター試験の会場になるそうで出入りが難しくなる。
セキュリティチェックと職員による門からの同行が必須ということで、どうせ夜半に
しか時間が取れないので思い切って面会には行かないことに決めた。F先生は
融通きかせますよって言ってくれたけど申し訳ないから我慢する。
で、今度こそ完璧に健康を取り戻して極楽気分でおうちに連れて帰るよ。

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- 4 Comments

はなまま  

AMIさんへ

軽い気持ちの健康診断がこんなことになるなんて・・・
あれから1カ月半以上経ってしまいましたが
もう大丈夫だと信じています。
リハビリは彼の好きな音楽かけてゆっくりさせますv-433

2011/01/17 (Mon) 12:45 | EDIT | REPLY |   

はなまま  

みっちさんへ

何度もハラハラさせちゃってm(_._)m
こんどこそ大丈夫だと信じてずっとがんばってきました!
彼の生命力は凄いですv-354

2011/01/17 (Mon) 12:42 | EDIT | REPLY |   

AMI  

よかった・・・

よかった。。ただただ良かった。
きっとコトブキ君はもう大丈夫。
はなままも体も心も休めてね。

2011/01/16 (Sun) 17:44 | REPLY |   

みっち  

おめでとうー

コトブキ君もはなままも本当によく頑張ったね。
ふたりなら絶対に大丈夫だって信じていました。

コトブキ君、ゆっくり療養してね!
はなままは自分の体も労ってね!!
元気なふたりに逢える日を楽しみに待ってます。

2011/01/16 (Sun) 04:27 | EDIT | REPLY |   

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